キャリア…って聞くだけで昇進するイメージだよね
「キャリアアップ」っていう言葉があるぐらいだもんね
リハビリの世界でも「キャリアデザイン」という言葉も聞き慣れてきたように感じます。
私がキャリアデザインに触れたのは、2018年に発刊されたこの本でした。
まだ中間管理職に昇進してまもなくだった頃です。SNSの情報で知って即購入でした。
でも「キャリアデザイン」も何も中間管理職になったしな…という気持ちで、そこの部分はあまり読んでいませんでした。
最近になって感じてきたことは、自分のキャリアデザインではなく、スタッフのキャリアデザインについて考えるべきでは?ということです。
今回は自分のキャリアについて振り返りながら今後を考える参考にしたいと思います。
キャリアデザインは大切なの?
まず、キャリアとは「経験」や「経歴」といったものであり、昔のイメージで言うと就職して昇進して引退する、と言うものでした。
最近は進学や、転職、副業や起業などキャリアを変化させることが可能であり、重要視されるようになってきました。
VUCAという様々に変化しうる時代であるからこそ、従来のキャリアパスは通用せず、柔軟性と適応力が求められます。
また、キャリアデザインは自らのキャリアを計画的かつ戦略的にデザインするプロセスであり、VUCA時代においては不可欠なスキルとなっています。
VUCA
Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字をとった言葉。急激な変化が起こりやすく、予測困難な状況を意味している。
元廣惇さんの書籍「セラピストのキャリアデザイン」では、「あるべき姿」から「ありたい姿」を見つめる時代と表現されていました。
昔はあるべきに固執していたかも…
自分のキャリアを自分で考えて楽しい形をデザインしていくことが大切です。
自分のこれまでのキャリアを振り返る
将来を考えるときにこれまで何をしてきたのか、どんなストーリーだったのかを考えることで「自分らしさ」を見出すことができます。
ですので、ここでは少し、自分のキャリアを振り返りながら現在の繋がりを知り、これからに生かしたいと思います。
小学校:リーダーシップは嫌いではない
小学校から野球漬けの毎日で、エースピッチャーで副キャプテンになっていました。
好きな野球だからこそ、年下の指導も嫌いではなかったし、とにかく苦ではなかったです。
中学校:自信を失って全て回避
怪我をきっかけに好きな野球も集中できなくなり、人との付き合い方にも大きな変化を及ぼした時期です。
人を信じられない経験もしました。その分、人の一挙手一投足の全てを観察して機嫌を伺うことが得意になりました。
基本的には自分の受け付けないイベントは回避することが全てでしたので、練習を休むこともありましたし、逃げまくっていました。
高校:結局リーダーになる
したくなかった野球を高校も継続するとは我慢強いのか、「こうあるべき」と囚われていたのか…。
後者な気がしますが、キャプテンになり、チームもまとめました。
でも、まとめ方は「相手が不快にならないように」
引っ張っていくようなリーダーシップを発揮したわけではなく、円陣の声だしなんかは副キャプテンに投げてさっさとベンチで休んでいました。笑
ここでのリーダーシップは中間管理職になってからしばらくの姿と一致しているような気がしています。
養成校〜就職後3年あたり:とにかく挫折
養成校の中では割と学業成績よく卒業したつもりでしたが、就職して一変です。
何もできなすぎて、挫折を味わいました。
とにかく辞めたくて仕方がありませんでした。
できない自分の姿が情けないのに、仕事から帰ってくると寝たり、趣味に逃げたり…
周りの同期は成長している姿を見てはイライラしているだけでした。
就職後4年あたり〜昇進前:頑張り始める
さすがにダメだなと、セミナーに通い始めます。
誰かと似ている道に進むこと自体が好きではない性格なようで、同期や循環器やハンドを学んでいましたが、高額なセミナーでスキルを高めようとしました。
約2年ほど月1で県外に通い続けました。やはりここでも継続力が光ったのでしょうか。
自信がつくと誰かに伝えたい気持ちが湧くようで、人に対して警戒心は強いのに、教えたがりな人間が完成します。
中間管理職〜最近(2023.12):マネジメントに興味
周りを見ていたことが功を奏して中間管理職を命じられます。
嫌いではなかったのですが、転職を考えていた時期。
すごく悩みましたが、中間管理職を選びました。
理由は結婚してライフワークが変化したからです。
スタッフを「引っ張る」、なんてことよりは「寄り添う」というスタンスで接してきたので、世間体は良いのでしょう。むしろ周囲のいざこざで間に入ることが多かったのです。
ですが、2023年に入ってからは単位取得に向けた明確な目標を打ち出してみたり、各スタッフに役割を伝えて動いてもらうことを意識的に行ってきました。
優しいだけではダメなんだな、と今では感じます。
そしてスキル・知識のアップデート(むしろあったかも疑問ですが)をするために呼吸療法認定士、急性期ケア専門士、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅲ種を取得しました。
振り返ってみて
とまぁ、ざっくりと振り返りましたが、なんだかんだリーダーを担うことは嫌いではない、自信を持てば社交性も生まれる、様々な経験をしていく楽しみを感じてきた、というようなキャリアを積んでいます。
すでに中間管理職というポジションになり、スタッフに対してや組織運営に関してすごく興味を持ち、楽しく関われている現在があります。
ですが、これからキャリアを積んでいく中で、もしかしたら大きな転機がやってくるかもしれません。
将来どうなるのかなーってワクワク思えるようになったのは就職して挫折して時に悲観していたあの頃とは全く違う状況であることは確かです。
キャリアデザインについては今後も調べながらまとめていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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